問題 83

前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)の人によく見られる症状に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

[第27回(2015年) 認知症の理解]

すべて見る アイコン

正解は 1

社会のルールや常識的な規範が分からなくなる。

1正解
社会のルールや常識的な規範が分からなくなる。

前頭側頭型認知症の特徴に、理性などを司る前頭葉の機能の低下により、反社会的な行動がみられる人格変化などが挙げられます。

よって正解です。

2不正解
動作が緩慢で動きがぎこちない。

前頭側頭型認知症は、同じことを繰り返す常同行動など、落ち着きのない状態が見られます。

一方、動作が緩慢でぎこちないという特徴はみられません。

よって不正解です。

3不正解
ちょっとしたことで泣いたり笑ったりする。

感情のふり幅が激しくなる感情失禁は、血管性認知症によく見られる症状です。

前頭側頭型認知症に多い症状とは言えません。

よって不正解です。

4不正解
現実的で具体的な幻視がある。

現実的で具体的な幻視は、レビー小体型認知症によくみられる症状です。

前頭側頭型認知症に特徴的な症状とは言えません。

よって不正解です。

5不正解
料理の手順が分からなくなる。

料理の手順がわからなくなるといった実行機能障害の症状は、アルツハイマー型認知症に多い症状です。

前頭側頭型認知症に多いとは言えません。

よって不正解です。

アイコン

ポイント解説

前頭側頭型認知症は、脳内の前頭葉側頭葉神経細胞が変性することで起こる認知症です。

前頭葉は理性などを司る部位であるため、機能が低下するとモラルやマナーに反した行動がみられるようになります。

また、同じ行為を繰り返し行うといった常同行動も特徴の一つです。

このワードもチェック!
このワードもチェック!
無料で会員登録する