Hさん(90歳、男性)は、介護老人福祉施設に入所中である。
呼吸困難はない。
ある日、Hさんがベッドに臥床しているときに、痰が口腔内にたまってきたので、介護福祉士は医師の指示どおりに痰の吸引を行うことにした。
このときのHさんの姿勢として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 5
上半身を10~30度挙上した姿勢
頭部を肺よりも低くすると、腹圧による胃内容物の逆流や、血圧上昇などが起こるため、利用者の負担が大きくなってしまいます。
適切ではないため不正解です。
仰臥位の状態で顎を引いている場合、口を開けることが難しく、この体勢で口を開けると、痰が気道に逆流する可能性もあり危険です。
よって不正解です。
腹臥位は、腹部や胸部が圧迫される負担の大きい体勢であるために望ましくないほか、カテーテルの挿入や口腔内の確認が難しいため、適切ではありません。
よって不正解です。
ベッドに腰かけた姿勢では体勢が安定しないため、不正解です。
また、痰がたまった状態で体を起こすと、痰が逆流することがあるので注意が必要です。
この体勢は利用者が口を開けやすいためカテーテルが挿入しやすく、かつ胸郭が広がることで呼吸も楽になるため、適切な体勢であると言えます。
よって正解です。
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