問題 4

Bさん(60歳、男性)は、先天的に耳が聞こえないろう者である。

ろう学校入学以後、同じ障害のある仲間とのコミュニケーションが心の支えになってきた。

数年前に緑内障(glaucoma)を発症して視覚障害が残り、両眼とも外界の明暗が分かる程度の視力となった。


Bさんと円滑なコミュニケーションをとるときの手段として、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第29回(2017年) 人間関係とコミュニケーション]

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正解は 1

触手話

1正解
触手話

触手話とは、聴覚障害者の使う手話を、互いの両手に触れ合いながら行うことで触読をするコミュニケーション方法の一つです。

問題文では、Bさんは先天的にろう者であるのに加え、緑内障の発症により視覚障害もあることから、この触手話が適切なコミュニケーションの手段といえます。

よって正解です。

2不正解
筆談

Bさんの視力は、外界の明暗がわかる程度(光覚弁,明暗弁)とされており、筆談で文字を読み取ることは困難であると考えられ、適切ではありません。

よって不正解です。

3不正解
点字

点字は6つの点の組み合わせで文字を表す視覚障害者のための言語コミュニケーション手段のひとつです。

しかし、数年前から視覚障害が現れたBさんが点字を習得しているかは、問題文からは読み取れません。

よって不正解です。

4不正解
透明文字盤

透明文字盤は文字の書かれている透明な板で、主に言語による会話が困難な方が活用するものです。

文字盤を指さしたり、視線を動かしたりすることでコミュニケーションを図るものです。

Bさんは緑内障で重度の視覚障害があるため、適切ではありません。

よって不正解です。

5不正解
携帯用会話補助装置

携帯用会話補助装置とは、入力した言葉を音声に変換したり、印刷したりできる会話補助ツールです。

Bさんはろう者であり、視覚にも障害があるため、適切ではありません。

よって不正解です。

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ポイント解説

視覚と聴覚に障害がある盲ろう者とのコミュニケーションは難易度の高いものですが、Bさんのように手話から発展した「触手話によってコミュニケーションを図ることが可能と考えられます。

介護福祉職は、利用者ごとの特性を理解し、適切なコミュニケーション手段を図ることが必要です。

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