Eさん(67歳、女性、要介護3)は、1年前、くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage)で倒れて、左片麻痺、体幹機能の低下が残った。
排泄訓練を目的として介護老人保健施設に入所した。
入所時のEさんは、不自由でも、右手でベッド柵を掴んで起き上がることやベッドの端に座ることはできたが、立位保持はできなかった。
おむつを着用しているが、「おむつは嫌」と自分の気持ちを訴えていた。
医師は着脱と拭く行為には介助が必要だが、車いすから便座に移ることは可能であると判断した。
F介護福祉職はアセスメント(assessment)を行い、本人の思いを考慮して介護計画の短期目標を、「車いすから便座に移り排泄する」と設定して、評価日は1か月後とした。
理学療法士と連携して、トイレで移乗のための立位訓練を始めた。
2週間が過ぎた頃、思うような成果が出なくて、Eさんは嫌気がさしてきた。
複数の介護福祉職からEさんの訓練拒否が報告されるようになった。
F介護福祉職がEさんに理由を尋ねると、「あまり人の世話になりたくない。
みんなに迷惑がかかるのでおむつのままでいいわ」と言った。
Eさんのニーズとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
