失行に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
正解は 2
目的に沿った動作ができない状態である。
1不正解
四肢が麻痺した状態である。
失行とは、運動機能に問題がないのに特定の行動ができなくなってしまうことです。
四肢に麻痺があり運動機能が失われている場合は、失行でないため不正解です。
2正解
目的に沿った動作ができない状態である。
失行には、服の着脱ができなくなる着衣失行や、図形の模写ができない構成失行、手順の多い作業ができなくなる観念失行があります。
失行とは目的に沿った動作ができない状態のことです。
よって正解になります。
3不正解
言葉を理解できない状態である。
言葉が理解できない状態は失語症のひとつであるウェルニッケ失語にあたります。
失行ではないため不正解です。
4不正解
気力や自発性が低下した状態である。
気力や自発性の低下は、うつ病に多く見られる症状です。
失行ではないため不正解です。
5不正解
目の前のものが何であるかを、認識できない状態である。
目の前のものが何であるかを認識できない状態は失認のうちの、視覚失認に当たります。
よって失行ではないため不正解です。
ポイント解説
失行とは、運動機能に問題がないにも関わらず、目的に沿った動作ができなくなってしまうという状態を指し、高次機能障害のひとつです。
とくにアルツハイマー型認知症では、着衣失行や構成失行が多く見られるという特徴があります。
これ以外にも、脳血管疾患で多く見られる、指先の細かい作業ができなくなる肢節運動失行などがあります。
