問題 7

地域包括ケアシステムを支える互助の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

(注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。

[第30回(2018年) 社会の理解]

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正解は 2

地域福祉向上のための住民の支え合い

1不正解
所得保障を中心としたナショナルミニマム(national minimum)の確保

ナショナルミニマムとは、国家、あるいは政府が国民に保障する最低限度の生活のことです。

日本においては生活保護制度をはじめとする公助が、このナショナルミニマムの確保に該当するものとなります。

イギリスのウェッブ夫妻が1897年に発表した『産業民主制論』の中で提唱しました。

2正解
地域福祉向上のための住民の支え合い

相互に支えあう共助と互助のうち、費用の負担が制度によって裏付けられていない自発的なものを互助と言います。

厚生労働省は2013年に発表した「地域包括ケアシステムの5つの構成要素と『自助・互助・共助・公助』」という資料の中で、この互助の例として、「ボランティア活動」「住民組織の活動」を挙げています。よって正解です。

3不正解
市場サービスの購入

自分で費用を負担して市場サービスを購入する行為は、「自分のことを自分でする」「自らの健康管理(セルフケア)」と並んで、自助の例として挙げられています。

4不正解
介護保険制度における介護サービスの利用

リスクを共有する者同士が、制度化された仕組みの中で必要な負担を行いあうことが共助です。

したがって介護保険制度における介護サービスの利用は共助です。

5不正解
「高齢者虐待防止法」に基づく虐待への対応

「高齢者虐待防止法」に基づく虐待への対応は、公的な支援である公助のひとつです。

ほかに、人権擁護や生活保護、一般財源による高齢者福祉事業等が、公助の例として挙げられています。

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ポイント解説

厚生労働省によれば、「自助・互助・共助・公助」の例として以下のものがあげられています。

  • 自助・・・自分のことを自分でする、自らの健康管理(セルフケア)、市場サービスの購入
  • 互助・・・ボランティア活動、住民組織の活動
  • 共助・・・介護保険に代表される社会保険制度及びサービス
  • 公助・・・一般財源による高齢者福祉事業等、生活保護、人権擁護・虐待対策
  • 自助+互助・・・当事者団体による取組、高齢者によるポランティア・生きがい就労
  • 互助+公助・・・ポランティア・住民組織の活動への公的支援

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