Kさん(91歳、男性、要介護1)は、65歳の娘と二人暮らしである。
もともと頑固で怒りやすい性格だが、ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が茶碗を割ったのをきっかけに怒りを爆発させて、この訪問介護員(ホームヘルパー)を代えるように娘に主張した。
それは難しいと娘が説明したところ、「もういい、他人には自分の気持ちを理解できるはずがないから、どうせ代わっても今と変わりはない」と話を打ち切ってしまった。
この会話でKさんにみられた適応機制として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 2
合理化
抑圧とは、自分のうちにある欲求について意識しないように無自覚のまま抑えつけることを指します。
怒りを爆発させたKさんの適応機制としては当てはまらないため、不正解です。
合理化とは、欲求を満たすことができないときに、合理的と思われる理由をつけて納得するという行為です。
このケースでは、「他人には自分の気持ちを理解できるはずがないから」という部分がこの理由づけにあたります。
よって正解です。
反動形成とは、欲求を満たすことができないときに、それと正反対の態度や行動をとることです。
Kさんの適応機制としてはあてはまらないため、不正解です。
昇華とは、自己の内面にある社会的でない欲求を、社会的な価値のあるものに置き換え、他者からの承認を得ようとする行為です。
Kさんの適応機制としては当てはまらないので不正解です。
投影とは、自己の内面にある望ましくない欲求について、他者がそうした考えを持っており、自分とは関係ないものとして認知をするという行為です。
「自分の気持ちを理解できるはずがない」と発言しているKさんの適応機制としては当てはまりません。
よって不正解です。
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