高齢者だけでなく、若年者も発症するのが”デジタル”認知症!
情報社会となって久しい現代、スマホなどのデジタルデバイスに依存することで引き起こされる「デジタル認知症」が台頭しているようです。
認知症と聞くと高齢者がなるものというイメージがありますが、デジタル認知症は若年者層においても発症する可能性があります。スマホの使いすぎによって、脳が損傷したときと同様の認知機能低下が起こってしまうのです。
若者の10%以上に記憶力が低下しているなどの症状が見られており、スマホを代表とするデジタル機器への没入は、認知機能低下の意味で仕事や勉強の能率を下げてしまいます。
食事、睡眠などの時間を削ってまでスマホにのめり込むことはメンタルの健康を阻害。
自分の頭で考えたり記憶したりすることをやめてしまい、結果として認知機能の損傷につながると考えられています。
さらに重度のスマホ依存になってしまうと、脳内で快楽物質であるドーパミンが過剰分泌され、脳内のホルモンバランスが乱れてダメージを与えることで認知症に似た症状が起きてしまうという研究結果があります。
通常の認知症なら家族が気づきますが、デジタル認知症は周囲から見てわかりません。本人も周りも自覚症状がないまま症状だけが悪化していき、依存を深めてしまうのが問題です。
インターネット普及によるデジタル認知症は高齢者にとっても脅威に…

高齢者もデジタル認知症には気を配るべきでしょう。
総務省の通信利用動向調査によると、高齢者のインターネット利用は2010年から2015年において上昇。
50代は86.6%だった利用率が91.4%へと増加しています。
同様に60代は64.6%が76.6%に、70代は39.2%だったものが53.5%へと変化しています。
また、ネットショッピングを楽しむ高齢者も増えています。2005年には3.8%ほどしかなかった高齢者世帯のネットショッピング利用率、2015年には13.6%にまで伸びています。
デジタル機器は生活を非常に便利にしてくれるようになった反面、人の脳に深刻なダメージをもたらすこともありえます。スマホユーザーの約6割が「物忘れが深刻になりつつある」と答えているデータもあり、若いうちから記憶障害が起こる傾向があるのです。
デジタル機器を適切に使うことで新たな認知症対策になる可能性も!

高齢者のスマートフォン利用率は全体的に増加、確実に普及しています。これは10代20代の若年者が祖父母にスマホの使い方を教えるという形で普及が広がっていっているものだと考えられます。
そんな背景もありながら、スマホの使用は悪い側面ばかりではなく、海馬の発達をうながすことで認知症発症リスクを下げるという大きなメリットも存在することがわかってきたのです。
また、アメリカの研究も、自宅でパソコンを使う時間が1時間伸びると、その分だけ海馬が増えていくということを明らかにしました。
やはりデジタル機器の適切な使用は、認知症の予防になる可能性があるのです。
このアメリカの研究は27人が対象なのでサンプル数が少なく、まだまだ大規模な実験が必要な段階ですが、可能性としては大いにありえるでしょう。
ゲームやSNSによる認知症対策への可能性とは!?
ゲームなども脳の活性化にとても良いことがわかりつつあります。
たとえば麻雀ゲーム。
「リーチ」「ドラ」などを考えている間、脳内で常に思考が巡っているため、脳のワーキングメモリの部分が活性化されるというような具合で脳の活性化は起こります。
これは複雑なものに限らず、計算ドリルなどの比較的単純なゲームをしているだけでも、全体的に脳が活性化されていることがわかりました。

スマートフォンの利用率に合わせて、ソーシャルメディアを使う高齢者も増えてきました。
特に40代、50代の使用者が顕著、1年間で約4%の増加がグラフから見て取れます。
ローティーンをのぞく全世代でSNS利用の割合は伸びているのですが、高齢者もSNSを楽しんでいるケースが多いのです。
また、高齢者にSNSかブログ日記をつけてもらうという実験では、SNSに取り組んだチームの認知機能は25%も向上しています。
SNSは多くの人に見られ、なおかつ双方向のコミュニケーションが発生するために認知や記憶、観察や注意などの力が強化されるのです。
つまり、ゲームも日記もただ単に一方的な配信を行うだけではなく、インタラクティブなソーシャル機能の追加によって関心も持続しますし、精神面が活発になる傾向があるのです。
デジタル機器の使いすぎによるデジタル認知症が懸念されている一方で、こうした認知症予防は非常に注目を集めています。
デジタル認知症予防のために、デジタル機器を使わないという選択
デジタル機器の普及によって、社会は豊かになりました。高齢者にもスマホやタブレットが使われるようになり、便利で楽しい生活を営むことができるようになっています。
しかしやはり怖いのがデジタル認知症、放置しておくと悪化して将来本当の認知症を引き起こしてしまいます。
それらを予防するために、スマホから少し距離をおく時間を採る必要がありそうです。
たまには文字を書いてみるのもいいかもしれません。
ノートに日記などをつけてみると、思考が整理されてナチュラルな脳トレにもつながります。
家の中でまでスマホを持ち歩き、トイレやお風呂でも使っていませんか?そうした行動を見直してみて、自分がどれほど日頃スマホに依存しているか客観的に使用状況を確認してみるのも大切です。
みんなのコメント
ニックネームをご登録いただければニックネームの表示になります。
投稿を行った場合、
ガイドラインに同意したものとみなします。
みんなのコメント 6件
投稿ガイドライン
コミュニティおよびコメント欄は、コミュニティや記事を介してユーザーが自分の意見を述べたり、ユーザー同士で議論することで、見識を深めることを目的としています。トピックスやコメントは誰でも自由に投稿・閲覧することができますが、ルールや目的に沿わない投稿については削除される場合もあります。利用目的をよく理解し、ルールを守ってご活用ください。
書き込まれたコメントは当社の判断により、違法行為につながる投稿や公序良俗に反する投稿、差別や人権侵害などを助長する投稿については即座に排除されたり、表示を保留されたりすることがあります。また、いわゆる「荒らし」に相当すると判断された投稿についても削除される場合があります。なお、コメントシステムの仕様や機能は、ユーザーに事前に通知することなく、裁量により変更されたり、中断または停止されることがあります。なお、削除理由については当社は開示する義務を一切負いません。
ユーザーが投稿したコメントに関する著作権は、投稿を行ったユーザーに帰属します。なお、コメントが投稿されたことをもって、ユーザーは当社に対して、投稿したコメントを当社が日本の国内外で無償かつ非独占的に利用する権利を期限の定めなく許諾(第三者へ許諾する権利を含みます)することに同意されたものとします。また、ユーザーは、当社および当社の指定する第三者に対し、投稿したコメントについて著作者人格権を行使しないことに同意されたものとします。
当社が必要と判断した場合には、ユーザーの承諾なしに本ガイドラインを変更することができるものとします。
以下のメールアドレスにお問い合わせください。
info@minnanokaigo.com
当社はユーザー間もしくはユーザーと第三者間とのトラブル、およびその他の損害について一切の責任を負いません。
2020年9月7日 制定