推計に見る函館市の将来性。2050年高齢化率47.7%へ
函館市における介護職の将来性は、非常に安定していると言えます。統計によると函館市の高齢化率は2025年時点で38.1%に達しています。地域社会を維持するために、介護の担い手は欠かせない存在となっています。
この高齢化の傾向は一時的なものではなく、2050年に向けてさらに上昇が続くと見込まれます。国の推計によると、2050年には47.7%まで高まる見通しです。高齢者の割合が増え続ける人口構造を背景に、介護サービスのニーズは長期にわたり拡大していきます。
函館市では高齢者人口の増加を背景に、介護はこれからも必要とされる仕事です。地域の暮らしを支える専門職として、長期的なキャリア形成につながります。
出典:総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
求人数は南渡島内で第1位。函館市内だけで比較検討しやすい環境
北海道の介護職は需要が非常に強く、高齢化の影響もあり仕事を選びやすい状況が続いています。公的機関の統計をもとにみんジョブが算出した推計値では、北海道の介護職の有効求人倍率は8.1倍となっています。全産業(1.02倍)や福祉分野(6.44倍)と比較しても、際立って高い水準と言えます。
雇用形態別の倍率を見ても、正職員8.26倍・常勤(正職員以外)11倍・非常勤7.34倍と全体的に高水準です。どの働き方でも求人が途切れにくく、ライフスタイルに合わせて柔軟に仕事を選べると言えます。
函館市の介護職求人は182件と、南渡島の中で第1位となっています。函館市内だけでも多様な施設形態や雇用条件の求人が揃っており、自分に合った職場を見つけやすい環境です。
函館市内を軸に希望条件を整理してお仕事を探しつつ、必要に応じて近隣の市区町村もあわせて検討することで、より理想にマッチした職場を見つけやすくなります。
出典:みんジョブ(南渡島の介護職求人件数・当サイト掲載求人をもとに作成)
※求人件数は、正職員・常勤(正職員以外)・非常勤・パートを合算した当サイト掲載件数です。
函館市や北海道の独自制度と国の制度を合わせた10種類の介護職向け支援制度
函館市の魅力はそれだけではありません。求職者が安心して長く働けるよう、公的なバックアップ制度が整えられています。
国が実施する支援制度に加え、北海道や函館市による独自の支援制度も提供されています。これらを合わせて10種類と豊富な支援制度があり、介護職の方に対して手厚いサポートがあると言えます。
函館市で利用可能な主要な支援制度は以下の通りです。
| 制度名 |
主な対象者 |
サポート内容(最大) |
受給条件・特徴 |
| 介護職員処遇改善加算 |
介護職員(現職者) |
賃金引上げ 月額平均6,000円(給与の約2%)相当 |
事業所が加算を取得し、賃金改善を実施。事業所を通じて賃金改善分が支給される。 |
| 介護人材確保・職場環境改善等事業 |
介護職員(現職者・新規就業者) |
一時金 最大5万4,000円(勤務日数等に応じて支給) |
事業所が申請し、勤務実績等に応じて介護職員個人に一時金が支給される。 |
| 教育訓練給付制度(一般・特定) |
介護職希望者・現職介護職員 |
受講費用の20%(上限10万円)または40%(上限20万円)等 |
雇用保険の被保険者等で一定の就業期間等の要件あり。指定講座修了後に申請。 |
| 介護従事者確保総合推進事業(キャリアパス支援研修事業・実務者研修等支援事業) |
介護職員、介護職希望者 |
研修受講費用の一部補助 |
北海道内の介護サービス事業所等に勤務または就業予定で、指定研修を受講した場合に補助。詳細は年度ごとに異なる。 |
| 介護従事者確保総合推進事業(介護助手普及促進事業) |
介護助手希望者、未経験者 |
説明会・ジョブマッチング、OFF-JT研修、OJT研修の実施 |
直接介助以外の補助業務を担う人材に対し、説明会や研修を実施。北海道内での就業を希望する者が対象。 |
| 介護従事者確保総合推進事業(外国人留学生生活支援事業) |
介護福祉士養成施設等に在籍する外国人留学生 |
生活支援(内容は年度ごとに異なる) |
北海道内の介護福祉士養成施設等に在籍し、介護分野での就業を目指す外国人留学生が対象。 |
| 介護人材等地域定着奨励金 |
市内介護事業所で初めて正規雇用・常勤となる介護職員等 |
介護福祉士資格保有者 20万円、資格なし 10万円 |
週30時間以上勤務、1年以上継続就労が見込まれること、過去に同奨励金等の受給歴がないこと |
| 介護人材等地域定着奨励金(継続就労奨励金) |
新規就労奨励金受給者等で1年以上継続して正規雇用・常勤の介護職員等 |
12か月ごとに10万円(最大36か月分) |
市内等で初めて正規雇用・常勤として就労開始後、継続して1年以上就労していること |
| 介護職員等資格取得支援事業 |
市内介護事業所等に従事する介護職員等 |
介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修の受講料等の一部補助 |
介護業務に従事していること、申請時に要件を満たすこと |
| 介護人材の確保に向けた取り組み(講習・職場体験会・企業説明会) |
潜在介護職員等、介護職希望者 |
介護保険制度講習、職場体験会、企業説明会等の実施 |
函館市内で介護職への就労を希望する者等 |
出典:厚生労働省「介護職員処遇改善加算」「介護人材確保・職場環境改善等事業」「教育訓練給付制度(一般・特定)」、北海道「介護従事者確保総合推進事業(キャリアパス支援研修事業・実務者研修等支援事業)」「介護従事者確保総合推進事業(介護助手普及促進事業)」「介護従事者確保総合推進事業(外国人留学生生活支援事業)」、函館市「介護人材等地域定着奨励金」「介護人材等地域定着奨励金(継続就労奨励金)」「介護職員等資格取得支援事業」「介護人材の確保に向けた取り組み(講習・職場体験会・企業説明会)」等の公表資料をもとに作成。
※各制度の内容は年度や要綱の改正により変更される場合があります。最新の情報は必ず各公式資料をご確認ください。
まとめ:求人・高齢化・支援制度から見る函館市の優位性
将来性・求人数・支援制度の3点から函館市における介護職の就業環境について整理すると、高齢化の進展による長期的な需要拡大が見込まれ、自分に合った職場を見つけやすい十分な求人数があり、多彩な支援が揃う支援体制があります。是非ご自身の希望条件に合った職場をお探しください。
※本記事で紹介している制度情報は、厚生労働省・都道府県・市区町村等の公表資料に基づいています。最新情報は各公式サイトにてご確認ください。